今回は
- スケボーのパーツを交換したい
- スケボーを1から組んでみたい
多くの人が手にする初めてのスケボーは、「コンプリート」といって、すべてのパーツが組まれた状態のものですよね?
なので、初心者のうちは
間違ったやり方をしたらどうしよう…
と不安になっちゃいますよね?
でも、大丈夫!
この記事では、そんな“初心者のあなた”にも 分かりやすいように、画像もりだくさんで丁寧に解説 します!
この記事で解説する方法は、ぼくがこれまでの6年間で何度もやってきた方法です。
組み立てるときの注意点や“他の解説にはないコツ” なんかも書いていきます!
この記事で、正しくスケボーを組み立てて、すぐにでも練習しに行きましょう!
2. 組み立てるときの注意点と“他の解説にはないコツ”
1. スケボーを組み立てる前に準備するもの4つ
スケボーを組み立てる前に、準備してほしいものが4つあります。
この4つです!
● +ドライバー
● ツール
● ベアリング用のオイル
● ヤスリ
ツール
まずは、スケボー専用の工具である「ツール」です。
上の画像のT形をしたやつですね。
スケボーには、3種類の大きさのナット(ネジ)が使われています。
「ツール」が1つあれば、 3種類すべてのナットに対応 しているので、すごく便利です!
詳しく知りたい人はこちらの記事!
>>【スケボー】トラックが壊れた…寿命?いや、まだいける!【ツールレビュー】
+ドライバー
次に、一般的な工具である「+ドライバー」です。
上記の「ツール」には、だいたい付属しているのですが、小さいので少し使いづらいです。
別で1本あると、作業がしやすいです。
ベアリング用のオイル
3つ目が「ベアリング用のオイル」です。
これは「何っ!?」てなりますよね?
これも、絶対に必要なわけではありません。
“他の解説にはないコツ” につながるのですが、このオイルがあると、ある工程がすごく楽になります!
ヤスリ
最後に、「ヤスリ」です。
これもなんでもOKです。
また、すでにデッキテープが貼られているなら、必要ありません。
スケボーのパーツ
もちろん、スケボーのパーツも必要です!
すでにスケボーを持っていて、一部のパーツを交換したいという人は、「あなたのスケボー」と「交換用のパーツ」を準備してください。
「ばらばらにパーツをそろえて、1から組み立てます!」というあなたは、以下のものを準備してください!
● デッキ(スケボーの板)
● ラック
● ウィール(タイヤ)
● ベアリング
● ビス、ナット
※左下はステッカーです。貼りたい場合は、準備しましょう!
今回は、ぼくが信頼しているネットショップ、「SECOND SK8」で取り扱われている「DIYセット」を買ったので、これを使って解説します!
準備ができたら、さっそく組み立てていきましょう!
2. スケボーの組み立て方を画像35枚でわかりやすく解説!
それでは、組み立ての手順を見ていきましょう!
デッキにトラックを取りつける
まずは、デッキ(スケボーの板)にトラックを取りつけます。
以下の3つを用意します。
● デッキ
● トラック
● ビス、ナット
※今回、ぼくが買ったセットでは、すでにデッキテープが貼られています。
デッキとデッキテープを別で買ったという人は、こちらの動画を参考に貼りましょう!
Hi5Skateboardingチャンネルさんは、スケートショップの店長さんのチャンネルなので安心です!
デッキの前と後ろの見分け方!
実は、デッキには前と後ろがあります!
前側をノーズ、後ろ側をテールと言って、 間違って使うとトリックがやりにくく なってしまいます!
以下の4つの見分け方があります。
● デッキのデザイン
● ノーズとテールの“長さ”のちがい
● ノーズとテールの“高さ”のちがい
● ノーズとテールの“太さ”のちがい
デッキのデザインで見分ける
これがいちばん簡単な方法です!
デッキにデザインがある場合は、デザインを見たときの上側もしくは左側がノーズ(前側)です。
下の画像のように、「SMBLANKS」などの文字が入っている場合は、文字の先頭側(左側)がノーズです。
“長さ”のちがいで見分ける
ノーズとテールは、長さがちがいます。
ノーズのほうが、テールより“ちょっとだけ長い” です。
実際に測ってみるとわかります!
“高さ”のちがいで見分ける
ノーズとテールは、高さもちがいます。
ノーズのほうが、テールより“ちょっとだけ高い” です。
これも、実際に測ってみるとわかります。
“太さ”のちがいで見分ける
ノーズとテールは、太さもちがいます。
ノーズのほうが、テールより“ちょっとだけ太い” です。
なるべく、上の3つの方法で見分けるようにしましょう!
トラックの取りつけ
ノーズとテールがわかったところで、トラックを取りつけます!
今回は、テール側から取りつけますが、どちらからでもOKです。
まずは、テール側の4つの穴のうち、ななめの2つの穴にビスを入れます。
ビスを手で押さえながら、デッキを反対に向けて、トラックの穴に差し込みます。
手でナットを取りつけ、しまるところまで回します。
2か所とも取りつけてください!
そうしたら、残りの2つの穴にもビスを入れ、同じようにナットを取りつけます。
4か所のナットをしめた状態ですが、手で回しただけだと、スキマができるくらいユルユルです。
はじめからキツクしめると、トラックを真っ直ぐ取りつけることができません!
「+ドライバー」と「ツール」を使ってしめていきますが、まだ完全にはしめきりません!
かるい力で回して、「かたくなってきたな」と思うところまでしめます!
このとき、さいしょに入れた2本 → あとに入れた2本の順にしめると、トラックを真っ直ぐ取りつけられます。
ひとりでがんばりました笑
というのはさておき。
かるくしめた後は、4つのビスがデッキテープの表面から、少しういてる状態になります。
こうなったら、また、さいしょに入れた2本 → あとに入れた2本の順に、かたくしめます。
こんな感じで、ビスとデッキテープの表面が、たいらになるくらいまでしめれば、取りつけ完了です!
ノーズ側のトラックも、同じように取りつけましょう。
もしも、色がちがうビスが入っていれば、ノーズ側の内側どちらかに使うのがオススメです!
ノーズ側も取りつけたら、トラックの取りつけは完了です!
ウィールにベアリングを取りつける
次に、ウィール(タイヤ)にベアリングを取りつけます。
以下の3つを用意します。
● デッキ+トラック
● ウィール
● ベアリング
取りつけ前の準備
ウィールにベアリングを取りつけるときは、トラックのはし(シャフト)を一か所だけ使います。
スケボーを横向きに立てて、もともとついている、ナットをはずします。
トラックのシャフトには、かた側に2つずつワッシャー(銀色のわっか)がついています。
小さいですが、とても重要な部品です!
ワッシャーと「ベアリングの内側のわっか」は、同じ大きさです。
この2つがかさなる部分は、しょうげきに強いですが、 そのまわりは、しょうげきに弱い です。
他の解説にはないコツ
ここで、「“他の解説にはない”ベアリングをとりつけるときのコツ」をご紹介します!
コツは、「ウィールの内側に、ベアリング用のオイルをぬる」です!
これは、ほんとにオススメです。
やってないと、ベアリングを取りはずすのに、ものすごいチカラが必要になります笑
やり方も簡単なので、やっておきましょう!
やり方:ウィールの内側にオイルを少しつける → 指でのばす
ベアリングの取りつけ
それでは、ベアリングを取りつけていきます!
トラックのシャフトに、ワッシャー1枚 → ベアリングの順に入れます。
ベアリングにも向きがあります。
側面がすべて、たいらになっている面が、外側を向くように取りつけます。
ウィールを手で持ち、下向きに押しこみます。
ある程度入ったら、体重をかけて両手で押すと、しっかりと入ります!
ウィールを持ち上げて、ベアリングがしっかりと入っていることを確認します。
ウィールを持ち上げたとき、 ワッシャーがついてくる ことがあるので、注意しましょう!
反対側も、同じように取りつけます。
4このウィールに、2つずつ取りつけたら、完了です!
トラックにウィールを取りつける
いよいよ、完成が近づいてきました!
さいごに、トラックにウィールを取りつけます。
ウィールを取りつける前に、シャフト部分にオイルをぬります。
ベアリングとシャフトがこすれ合う部分にオイルをぬっておくと、ウィールがよりスムーズに回転します!
オイルをぬったら、ワッシャー1枚 → ウィール(+ベアリング) → ワッシャー1枚の順に入れます。
ツールを使って、ナットをしめます。
ナットのしめ具合も、ポイントがあります!
ナットはしめすぎない!
● シャフトがはみ出さない
● 少しスキマができる
ウィールを手で持って、上下にカタカタ動かせるくらいが目安です!
4つのウィールをすべて取りつければ、完成です!
さっそく、練習だー!
おまけ:トラックのかたさ調整
練習に行く前に、確認しておきたいことがあります!
今回、ぼくのもそうだったのですが、買ったばかりのトラックは、かなりかたく調整されています。
トラックがかたすぎると、 思うようにターンができず、非常にキケン です!
画像のように、ツールで調整できるので、チェックしてから練習に向かいましょう!
とはいえ、初心者の人は、トラックを“少しかため”に調整するのがオススメです。
以下のそれぞれの記事で、 「トラックのかたさ調整の大切さ」 についてまとめているので、ぜひ合わせて読んでみてください!
>>【スケボー初心者】プッシュが上達するポイント4つ【HOW TOではない】
>>【スケボー】オーリー初心者がやってはいけないこと【上達しにくい】
まとめ:スケボーの組み立ては簡単!自分でやってみよう!
- スケボーを組み立てる前に準備するもの4つ
- スケボーの組み立て方を画像35枚でわかりやすく解説!
→ デッキにトラックを取りつける
→ ウィールにベアリングを取りつける
→ トラックにウィールを取りつける
→ トラックのかたさ調整
ということで、
- スケボーのパーツを交換したい
- スケボーを1から組んでみたい
スケボーを長く続けていると、何度もパーツを交換したり、練習中に一部がこわれてしまったりと、 自分で組み立てることも多く なります。
この記事で解説した方法をしっかりと覚えて、スケボーを楽しんでいきましょう!
オーリーを練習中のあなたに、合わせて読んでほしい記事があります!
>>【スケボー初心者】ゼロからのオーリー練習【やらなくていいこと】
>>【スケボー】シューズのコスパ最強アイテム【年間2万円も損しているかも】
それではまた!
お気に入りのデッキを、自分で1から組んでみたい!
初心者でも間違わないように、組み立て方をわかりやすく教えてほしい!