最近、暑い中で夢中になって練習していたら、シャツだけに留まらず、パンツまで汗でびしょびしょになっていることに気付きました。
今回は、スケートボードのソフトウィールについて、“初心者向け”に解説します。
ソフトウィールは、一般的なウィールよりも、柔らかくてゴムっぽいやつですね。
今現在のあなたは、スケボーを始めて、ハードウィールを使っているけど…
いつも練習する場所は路面が荒いから、もっとスムーズに進めるようにしたい
と思っていませんか?
ソフトウィールを使うことで、上記2つの悩みをばっちり解決できるので、安心してください!
更に言うと、
- 足が疲れず、練習量を増やせる
- プッシュが楽しくなり、ひたすらプッシュする
ぼくが初めて使ったスケボーは、兄弟のものだったのですが、ハードウィールとソフトウィールの、2つのスケボーがありました。
両方乗ってみて、ぼくはソフトウィールの方を選びました。
このように、何も知らない初心者が乗ってもわかるくらい、乗り心地が違います。
初心者のうちは、 何よりスケボーを楽しむことが大切 です。
実際、ぼくも初心者のときに、ソフトウィールを使って練習していたからこそ、今まで、スケボーを楽しみ続けて来られたと思っています。
長くなりましたが、さっそくいきましょう!
2. おすすめのソフトウィール3つ
1. 【スケボー初心者向け】ソフトウィールのおすすめポイントと選び方
おすすめを紹介する前に、まずは初心者に向けて、 ソフトウィールを使うメリットと、選び方 について解説します。
ソフトウィールを使うメリット4つ
ソフトウィールを使うメリットは、以下の4つです。
- 音が静か
- スムーズに進める
- 足が疲れない
- 気持ちいい、楽しい
順番に解説します。
①音が静か
これは、かなり大きなメリットですね。
特に、
- 練習場所が家の近所にしかない
- 練習時間がほとんど夜しかない
という人は、存分に恩恵を受けられます。
初心者の人は、練習をしていて「こんなに大きな音がなるんだ」と驚いた経験があるのではないでしょうか?
ソフトウィールを使うことで、このような 音の問題を解決 できます。
スケボーの音で悩んでいるという人は、こちらの記事をどうぞ。
>>スケボーの音がうるさい時の対処法【怒られたぼくがあなた目線で解説】
②スムーズに進める
路面が悪い場所で練習している人は、 「プッシュをしても全然進まない」 と苦労していないですか?
そもそも、粗い路面でハードウィールを使うと、なぜ進まないのでしょうか?
これは、ウィールに働く「前に進もうとする力」が、地面の突起などに当たった時に、いろいろな方向に分散してしまうからです。
これに対し、ソフトウィールは、地面の突起に当たった時、 ウィール自体が形を変えることで、力の分散を抑えて、前に進もうとする力が維持 されます。
これにより、ソフトウィールでは、よりスムーズに進むことができます。
例えば、ボウリングの球がピンに当たった時、球は進んできた方向とは、違う方向に飛んでいきますよね?
この球が、水の流れならどうでしょうか?
水はピンにあたっても、形を変えながら、同じ方向に流れますよね。(そんな状況はないと思いますが笑)
これと同じです。
③足が疲れない
先ほどの話ともつながりますが、ガタガタした粗い路面では、分散した力が 振動となり足に伝わります。
こういう状況では、足がものすごく疲れるんですよね。
これも、ソフトウィールが解決してくれます!
ハードウィールでは、発生した振動がほぼそのまま足に伝わります。
しかし、柔らかい素材でできたソフトウィールは、この 振動を吸収 してくれます。
なので、ソフトウィールを使うと、 本当に足が疲れません。
④気持ちいい、楽しい
これもすごく重要です。
ソフトウィールで 思いっきりプッシュすると、すごく気持ちいいです!
地面を数回蹴るだけでも、かなりの距離を走り続けることができます。
時には、全力でプッシュして加速を感じたり、また時には、ゆったりターンを繰り返したりと、色々なトリックができなくても、 プッシュだけでめちゃくちゃ楽しめます。
ぼくはよく、「プッシュしたい!」と思う時があり、ソフトウィールを使って、土手に行ってやっているのですが、今「Googleマップ」で調べたら、5 kmもプッシュしていたことが分かりました笑
そんな感じで、 ソフトウィールを使うメリット について説明しました。
もちろん、ソフトウィールを使うだけで、技術的に上手くなることはありません。
ですが、 集中して練習できたり、練習量を増やしたり、何よりスケボーを楽しむことができる ので、間違いなく上達できるでしょう!
ソフトウィールの選び方
続いて、 ソフトウィールの選び方 を解説します。
見るべきポイントは、以下の3つです。
- 硬さ
- 直径(大きさ)
- シェイプ(形)
先に結論を言うと、 初心者が選ぶべきソフトウィール は、次のようなものです。
- 硬さ → 78~85 A
- 直径(大きさ) → 52~54 mm
- シェイプ(形) → クラシック(一般的な形状)
それでは、順番に解説します。
硬さ
硬さは、78 Aのように、 数値+アルファベット で表され、数値が小さいほど柔らかいことを意味します。
ざっと調べたところ、ほとんどのソフトウィールは、78~85 Aの範囲に入っていました。
先ほど書いたメリットを生かすなら、この範囲内でなるべく柔らかいものを選ぶのがいいでしょう。
アルファベットの部分は、メーカー等により異なりますが、大きな違いはないので、数値を見て判断してOKです。
直径(大きさ)
トリックをする場合のウィールの直径は、 52~54 mmが一般的 です。
直径が変わると以下に影響します。
- 直径が小さい
→ 軽い、大きな段差を超えにくい - 直径が大きい
→ 重い、大きな段差を超えやすい
このように書きましたが、1~2 mmの差ならそこまで違いはないので、だいたいこのくらいという感じで、抑えておけば問題ありません。
走りに特化したソフトウィールは、65 mm以上と大きいものもありますが、トリックには向かないので、初心者にはおすすめしません。
シェイプ(形)
直径が52~54 mmのウィールであれば、 シェイプは大きく分けて次の2つ があります。
ウィールの中心から外側に向かって丸みのある形状であり、ある程度傾いても乗り続けられる。
地面との接地幅が狭く、摩擦が小さいため、トリックもやりやすい。
ウィールの中心から外側に向かって平面であり、横から見ると四角い形状。
地面との接地幅が広いため、走行の安定性が高い反面、摩擦が大きく、やりにくいトリックもある。
直径の場合と同様で、同じ大きさでも、クラシックよりもコニカルの方が、重くなります。
選び方まとめ
ということで、ソフトウィールの選び方について解説しました。
繰り返しになりますが、 初心者が選ぶべきソフトウィール は、次のようなものです。
- 硬さ → 78~85 A
- 直径(大きさ) → 52~54 mm
- シェイプ(形) → クラシック
あくまで、 トリックの練習をすることを重視しつつ、ソフトウィールのメリットも生かせる ような、チョイスになっています。
ウィールを選ぶときに気をつけたいこと!
ウィールバイトとは、デッキが大きく傾き、ウィールと接触した時に、急激にブレーキがかかってしまうこと。
思わぬタイミングで突然起こるため、非常に危険です。
ウィールバイトには、以下のような解決策があります。
- 適当なウィールサイズを選ぶ(52~54 mmならOK)
- ライザーパッドを使う
- Highトラックを使う
- トラックを少し硬くする(キングピンを閉める)
- ウィールとデッキの接触部分にワックスを塗る
十分に注意して、対処しましょう!
2. スケボーのソフトウィールおすすめ3つ
ぼくがおすすめするソフトウィールを3つ紹介します。
その1:SPITFIRE 80HD CHARGERS CLASSIC ウィール
おすすめその1は、 「SPITFIRE 80HD CHARGERS CLASSIC ウィール」 です。
スペックは、以下の通り。
- 硬さ → 80 hd
- 直径(大きさ) → 54 mm
- シェイプ(形) → クラシック
「SPITFIRE」は、最も有名なウィールブランドで、世界中にたくさんのファンがいます。
なので、すでに知っている人も多いでしょう。
そんなSPITFIREが出している、このウィールの魅力がつまった動画がこちら!
Spitfire Wheelsチャンネル
どうでしたか? 「こんふうに走りたい!風になりたい!」 と思ったのではないでしょうか?
とりこになり、すぐに買って使いました!
もう、 このウィールでプッシュするのが楽しすぎて、片道30分くらいかけて、近くのショッピングモールに行った のを思い出します。
その2:CALIFORNIA STREET SOFT WHEEL
おすすめその2は、 「CALIFORNIA STREET SOFT WHEEL」 です。
スペックは、以下の通り。
- 硬さ → 78 A
- 直径(大きさ) → 54 mm
- シェイプ(形) → クラシック
これは、 ぼくがスケボーを始めて、いちばんはじめに使っていたもの ですが、今でも現役です!
上記の「SPITFIRE 80HD」と両方使っているのですが、使用感は以下のような感じです。
接地幅が広く、安定性が高いため、より悪路で乗る場合に使用
少し軽い分、プッシュしながら軽くオーリーも混ぜたいようなときに使用
ある程度きれいな路面での、プッシュの感覚はほぼ変わらない ので、コストをおさえたいという人には、こちらをおすすめします。
その3:SM BLANKS 猛反発ソフトウィール
おすすめその3は、 「SM BLANKS 猛反発ソフトウィール」 です。
スペックは、以下の通り。
- 硬さ → 85 A
- 直径(大きさ) → 52 mm
- シェイプ(形) → クラシック
硬さが 85 Aなので、少し硬め ですね。
ですが、ぼくがメインで使っているスケボーの「デッキ」と「ハードウィール」は、「SM BLANKS」のものを使用しています。
このブランドはかなり信頼できる ので、自分が次に買うとしたらこれかなという感じです。
その他のブランドに比べて低価格で、 コスパが良いのもポイント です!
「SM BLANKS」の商品は、Yahoo!ショッピング内の「SECOND SK8」にて多く取り扱われているので、合わせてチェックしてみて下さい!
合わせてあるといいもの:ツール
最後に、合わせてあるといいものとして、 「ツール」 を紹介します。
「ツール」とは、スケートボード専用の工具のことで、これ一つで、スケートボードの分解・組み立てが可能です。
スケートボードを続けていると、 パーツの交換時には必須のアイテム なので、まだ持っていないという人は、一つ持っておくことをおすすめします!
ぼくが使用しているツールは、「【スケボー】トラックが壊れた…寿命?いや、まだいける【レビュー】」の記事で紹介しています!
まとめ:スケボー初心者に向けたソフトウィールのおすすめ
- 【スケボー初心者向け】ソフトウィールのおすすめポイントと選び方
ソフトウィールを使うメリット4つ
・音が静か
・スムーズに進める
・足が疲れない
・気持ちいい、楽しい
初心者向けソフトウィールの選び方
・硬さ → 78~85 A
・直径(大きさ) → 52~54 mm
・シェイプ(形) → クラシック
- スケボーのソフトウィールおすすめ3つ
その1:SPITFIRE 80HD CHARGERS CLASSIC ウィール
その2:CALIFORNIA STREET SOFT WHEEL
その3:SM BLANKS 猛反発ソフトウィール
合わせてあるといいもの:ツール
ということで、スケートボードのソフトウィールについて、 “初心者向け” に解説しました!
今現在、ハードウィールを使っていて、「ちょっと困ったな」という人は、ぜひお試しください。
ソフトウィールの恩恵を存分に受けながら、たくさん練習して上達していきましょう!
おもいっきりプッシュを楽しみたいなら、 “ウィール選び”以外も重要 です!
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それではまた!
ソフトウィールのおすすめを知りたい