今回は、スケボーの初歩のトリックである「プッシュ」について、 スケボーを始めたばかりの初心者に向けて 書きたいと思います!
「スケボーの始め方」の記事で書いたように、プッシュは、初心者がまず練習すべきトリックの1つです。
なぜなら、プッシュは全てのトリックの始めに必ず行うもの、言わば“土台”のようなものです。
「プッシュが上達する=全てのトリックの上達が早くなる」 と言えるので、初心者のうちからしっかりと練習すべきです!
実際、ぼくが初心者だったころは、毎日止まった状態でのオーリーの練習ばかりで、プッシュの練習は全然やっていませんでした。
この記事では、HOW TO(トリックの動作のやり方)以外の、ぼくが考えるポイント4つをお伝えします!
それは、以下の4つです。
- 自分にあった靴を使う
- トラックを硬くする
- あえて粗い路面で練習する
- 転ぶときは転がる
あなたも、この記事でプッシュ上達のポイントを知り、スケボーの土台をつくることで、 新たなトリックへとステップアップする ことができます。
また、プッシュが上手くなると、スケボーでの移動を楽しめるようになり、 楽しみ方の幅も広がります!
さっそくいきましょう!
2. プッシュが上達する4つのポイント
1. スケボー初心者が練習すべき「プッシュ」とは
「プッシュ」について、簡単に説明します。
まずは、こちらの動画をごらんください!
スケボーのHOW TO動画と言ったら、NOLLIE SKATEBOARDING JPチャンネルさんです!
ということで、基本のトリックゆえに、その動作は超シンプル。
言葉で表すと、
「進行方向を向き、前足(軸足)のつま先を進行方向に向けてデッキに乗る。→ 後ろ足で地面を蹴って進む。」
これだけです。
2. スケボー初心者が「プッシュ」をできると、他のトリックも上達する2つの理由
冒頭で、 「プッシュが上達する=全てのトリックの上達が早くなる」 と書きました。
以下の、2つの理由があります。
- スケボーに“安定して”乗る感覚をつかめる
- 全てのトリックはプッシュから始まる
スケボーに“安定して”乗る感覚をつかめる
1つ目の理由は、 「スケボーに“安定して”乗る感覚をつかめる」 です。
「最初から感覚の話かよ!」と思うかもしれませんが、すみません。
自転車でも、“乗れない”が“乗れる”になったとき、何がどうなって乗れるに変わったのかを説明するのって、難しくないですか?その感じです。
ここで言う感覚とは、“バランス感覚”に近いです。
前後にすっ飛んで行ったり、左右にはグラついていたりしますよね。
このような不安定さを、自分の足の動かし方や、重心の位置の微妙な変化によって、安定させられる。
頭では理解していても、うまくできないという部分は、 ひたすら練習して感覚を磨く しかありません。
この感覚をつかむためにも、「プッシュ→ターン→プッシュ→ターン」と繰り返し行い、スムーズにできるようになりましょう!
全てのトリックはプッシュから始まる
2つ目の理由は、 「全てのトリックはプッシュから始まる」 です。
違いますよね。
「さっそうと走ってきて、トリックを決めながら、走り去っていく」
こんなスケーターに、なりたいですよね。
もうお気付きだと思いますが、トリックの前には、必ずプッシュをしています。
このように、全てのトリックはプッシュとセットです。
つまり、安定したプッシュができなければ、肝心のトリックはできません。
これらの理由から、プッシュができると、他のトリックも上達します。
3. スケボー初心者のためのプッシュが上達する4つのポイント
ここからは、ぼくの経験から感じた、 「HOW TOでは分からない4つのポイント」 を紹介します!
4つのポイント
- 自分にあった靴を使う
- トラックを硬くする
- あえて粗い路面で練習する
- 転ぶときは転がる
①自分にあった靴を使う
1つ目のポイントは、「自分にあった靴を使う」です。
自分にあった靴を使いましょう。
本当に自分にあった靴を使えているかどうかで、 プッシュの感覚は大きく変わります。
スケボー経験6年目のぼくでも、スケボー専用の靴以外を使っているときは、全力でプッシュできません。
あなたは「少し大きめの靴」をはいていませんか?
それではダメなんです!
あなたに“ぴったり”の靴を使ってください!
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
>>【初心者】間違っていませんか?スケートボードシューズの選び方
ぜひ、合わせて読んでみてください!
②トラックを硬くする
2つ目のポイントは、「トラックを硬くする」です。
スケボーは、重心を移動させてデッキを傾けることで、曲がることができます。
逆に言えば、真っ直ぐ進むには、デッキが傾かないように、バランスを取り続ける必要があります。
そこで、なるべく傾きを抑える方法として、トラックを硬くします!
誰にでも簡単にできる方法で、トラックについている 「キングピンナット」を締めてください。
「キングピンナット」は、トラックの真ん中にある一番大きなナットです。
ナットの締め具合で、「トラックの傾きやすさ」を調整することができます。
そうすることで、グラつく心配がなく、安定してスケボーに乗る感覚をつかみやすいです。
キングピンナットの閉め方は、こちらの動画を参考にしてください!
Hi5Skateboardingチャンネルさんは、ネットショップの店長さんが運営されているので、安心です!
誰にでも簡単にできますね!
ターンができなくなるほど硬くするのは、危険なのでやめてください。
③あえて粗い路面で練習する
3つ目のポイントは、「あえて粗い路面で練習する」です。
スケートパークや、舗装されたコンクリートなど、きれいな路面でスケボーをするのは、すごく気持ちいいですよね!
でも、ときどき場所を変えて、粗い路面でも練習してみてください。
というのも、仲間が増えてくると、いつものパークではなく「別のスポットに行こうよ」という場面があると思います。
そんなとき、そのスポットの路面が粗く、 自分が粗い路面に慣れていないと、全然楽しめないんですよね。
きれいな路面では出来ていたトリックが、粗い路面だとそれが気になって、思うようにできていませんでした。
なので、粗い路面にも慣れておくとどこでも楽しめるので、余裕があればチャレンジしてみてください!
できれば、数cmくらいの段差があるところがいいです。
段差に乗ったり、降りたりするときの重心の使い方が分かれば、スケボーでの移動が怖くなくなります。
④転ぶときは転がる
最後のポイントは、「転ぶときは転がる」です。
スケボーをやっている以上、転ばないというのは不可能です。
転び方が上手くなると、ケガのリスクをかなり減らすことができるのでこれは是非とも習得してもらいたいです。
では、肝心の上手い転び方とは何かというと、転んだ時に転がることです。
転んだときに、姿勢を維持しようとすると、地面で手や肘を擦りむいてしまいます。
なので、地面との接地部分が変わるように転がれば、擦りむくことはありません!
特に注意すべきは、数mm程度の小さな石です。
歩いているときは全く気にならないですが、スケボーだとこれでもかってくらい、小さな石に引っ掛かります。
しかも、目に見えていないことが多く、突然投げ出されるので非常に危険です!
そんなときに備えて、転ぶときは転がるクセをつけましょう。
以上が、プッシュが上達する4つのポイントでした!
まとめ:スケボー初心者のプッシュが上達する4つのポイント
- スケボー初心者が「プッシュ」をできると、他のトリックも上達する2つの理由
→ スケボーに“安定して”乗る感覚をつかめる
→ 全てのトリックはプッシュから始まる - スケボー初心者のためのプッシュが上達する4つのポイント
→ 自分にあった靴を使う
→ トラックを硬くする
→ あえて粗い路面で練習する
→ 転ぶときは転がる
ということで、スケボーを始めたばかりの、初心者に向けて 「プッシュの大切さ」と「上達のためのポイント」 を解説しました!
ぼくの経験から、HOW TOとは別に「これをやっていて良かった」というポイントを解説したので、お役に立てたのではないかと思います。
初めにも書いたように、 「プッシュ」はスケボーをする上での“土台” です。
それに、プッシュが上手くなると、それだけでスケボーが楽しくなります。
なので、しっかりとプッシュを練習して、早めに身に着けちゃいましょう!
プッシュを練習するなら、合わせて読みたい記事がこちら!
>>【スケボー初心者】ソフトウィールのおすすめ3つ【実体験あり】
プッシュと一緒にコツコツ練習したい、「オーリー」に関する記事も合わせてどうぞ!
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それではまた!
もっと、スケボーでの移動を楽しみたい!